がばい魂な高校総体・視察
クミチョーのヤッコです。
すっかり全国区になった「がばい」という言葉。
実は意味を知っている人は、少ないんじゃないかと思います。
「がばい」は、大間語にすると「うだで」。
あ、余計わかりませんか。
本題に入りましょう。
教育委員は毎年、視察ってやつに出かけます。
こどしは佐賀で行われる高校総体、つまりインターハイに行ってきました。
青春・佐賀総体、7月28日開会式の日。
前日は36度という猛暑を記録したそうな。
青森県教育委員ご一行さまは、お揃いの白のポロシャッツに、
胸にはアップリート君(スポレクのキャラ)を付けて、心はひとつ。
びくびくしながら佐賀駅に降りたった。
なんだ?なんだ?このジージーとうるさい音は???
一同、首を傾げる。
「セミじゃないですかね〜」「うわっ、セミだ!」
セミの声すら、聞いたこともねーぜの寒冷地・青森軍団。
われらは、生きて故郷に帰れるのだろうか…。
開会式の会場は、佐賀県総合運動陸上競技場。
ばっきんばっきんの晴天なり。
スタンドに入る前に、控えのサブトラックに向かい、選手たちと結団式。
入場行進を待つ選手たちが、各県のテントの周辺に集まっている。
すでに、息が苦ぢい〜。気の利いた言葉も浮かばない…。
わが県の選手は、やっぱり色が白いな〜。
色黒どもに、負けるなぁぁぁ〜〜。「ぐあんばーれ〜い〜!!!」
なんだか、ヤケクソの激励になってしまいました。
まだ9時前。われらは、生きて故郷に帰れるのだろうか…。
会場スタンドに入るときのセキュリティー・チェックは
それはそれは厳しいものでした。
意表を突かれたのは「日焼け止めクリーム」。危険物として奪われてしまったのです。
寒冷地仕様・色白ぷりぷりお肌の女子二人にとって
精神的なダメージは、大きいものでした。
あとでわかったことですが、これは皇太子さまがいらっしゃるかららしい。
皇室的には、高校総体は皇太子さま、国体は天皇陛下
という役割分担がされているとのことでございます。
皇太子さまがいらっしゃるかどうかで、その大会の格っちゅうか
バリューちゅうか、そういうのに関わるわけで、
皇太子さまがご出席くださるかどうかは、非常に大切なことらしいのです。
むむ〜、わかる気がします。
炎天下のスタンドで待つこと30分。
もはや口数も少なくなってしまった青森軍団。身動きもできない状況。
ちなみに、黒石の教育委員・高橋さんは、こんな感じ。
携帯で自分の顔も撮ってみましたが、あまりに美しすぎて
だんなに離婚されそうなので消しました…(涙)。
午前10時、いよいよ開会式開幕〜。
入場行進は、やっぱり北は北海道から。
わが県選手団は、早々にやってきました!
手には、ねぶた用の鈴の付いたウチワ。来賓席の前でアピールすると
涼しげな音が響きました。
堂々と、とてもリラックスした感じで、応援団を見つけると
笑顔で手を振っていました。
一人一役。
この佐賀の高校総体では、運動部以外の生徒たちも
いろんな形で大会に関わっていました。
「インターハイ」という言葉を聞いただけでも
私なんかは、なんだか眩しくて目がしばしばしてしまう。
ここは、それほどの憧れの舞台。
運動部の選手はもちろんのこと、たとえ運動部の選手でなくとも、
かけがえのない高校生活の中でインターハイに関わるという体験は、
とても得がたいものだと思います。
このインターハイ、平成22年には全国一巡するらしい。
で!しょっぱな23年が、青森県メインの北東北3県開催になるのです!
力を入れない訳にはいきませんぞ!
日本の頂点の舞台に、堂々と出ていける子どもたちを育てる。
わがふるさとの指導者たちは、すでに23年を見つめておりました。
このあと、午後からは吉野ヶ里遺跡を視察。
ダメ押しの灼熱がばい汁を注入されたことは、言うまでもありません。
翌日は、朝から山田高校の器械体操を応援して帰途に。
なんとか生きて故郷に帰ってきました。
(ヤッコ)
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