先生という職業
クミチョーのヤッコです。前回のつづきです。
このたび、4つの高校の卒業式に出席したゲリラ教育委員・島康子。
生まれて初めて、「先生」という職業に嫉妬を覚えました。
ああ、覚えましたとも。
式の終わり。退場する卒業生たちひとりひとりを
送り出すときの、担任の先生たちの顔。
がっちり握手しながら、生徒といっしょにぐしゃぐしゃになりながら
やさしくて温かくて、すがすがしくて、達成感に満ちあふれた顔。
こんないい顔になれるならば、先生ってものを経験してみたい!
と思わずにはおれんほど、いい顔だったんですよ、先生たちが。
大畑高校の赤木校長先生が、おっしゃってました。
「ふだん、どんなにコンチクショーと思っても
卒業式には、ほんとに先生でいがったと思いますよ」と。
先生たちの中でも「生徒の卒業式が一番幸せだ」と言われてることを知って
そっか、あのいい顔オーラは「幸せ」オーラだったんだと納得しました。
さて、せっかくなので各学校のゲリラ・トピックスを。
*3月1日午後2時〜:十和田工業高校*
1学年200人あまりのうち、女子は約1割という男子の熱気むんむん
の高校。が!答辞をやる生徒会長が、ぬわ〜んと女子だった。さらに、
次期生徒会長、つまり送辞の役もぬわ〜んと女子!奈良校長先生も
「前代未聞!」とおっしゃってました。加えて、このゲリラ女っちゅ
うことで、女子パワーを見せつけた(見せつけたのか?)卒業式でご
ざんした。
帰りに乗ったタクシー。運転手さんが「私もこごの卒業生なんです!」
と言った時、鼻穴が少し広がっていた。この写真は、そのタクシーから
胴上げの瞬間を撮ろうとして失敗の図。
*3月2日午前10時〜:大間高校*
受付をつとめていたのは、この三人娘(?)。来賓で入ってきて、いき
なり写真を撮るやつも珍しい。まあ、ゲリラだからね。
地元っちゅうこともあると思いますが、大間高校の卒業式は毎年、胸に
ぐっときて、うす汚れちまった心をいったん洗ってもらったような気持
ちにさせられます。今年、答辞を読んだ木村マスミちゃん。剣道で全国
大会にまで出場したがんばりや。「この大間高校の先生に出会えて、ほ
んとによかった!学業もがんばって自分も先生になりたい。そして、こ
の大間高校に帰ってきたい」という言葉に、会場内は涙ごーごーでした。
*3月2日午後2時〜:大畑高校*
いや〜、なんという縁の深さだべが。今回の大畑高校の卒業生と、この
ゲリラ女は、2年前の春に会っておるのです。当時2年生だったこの子
たちが春の遠足に大間に来てくれて、わいは大漁旗を振って出迎えたん
でござんした。その時に、わが町のアイドルジジ・かねたまるのおっち
ゃが、大間崎でガイドをやってくれたのですが、かつてテレビの取材が
入ったとき「わいだばマグロよりメロンが好ぎだじゃ!」と言っていた
のを見て、おっちゃのためにほんとにメロンを持ってきた。お茶目でノ
リのいい生徒たち。ほんとに卒業おめでとう!
きれいな花が並んでいる校内で、花を引き立てる赤木校長先生と坂本先
生。「今日だから飾ってるんじゃないですよ」「いつもこうですから」
と何回も念を押す先生たち。愛を感じます。
*3月3日午前10時〜:大湊高校*
去年の高校総体で、陸上部が総合優勝!来賓に向かって、それを報告す
る星校長先生。当然のごとく鼻穴は全開でした。校長室のまん中に鎮座
ましましていた優勝旗。車のなかにカメラを忘れてきちまって、撮って
あげることができませんでした。ほんとにほんとに、ごめんなさい!
自分の母校だという県会議員さんの、熱のこもった祝辞と、堂々たる校
歌の歌いっぷりに、身が引き締まる思いでござんした。そして卒業生退
場のとき。来賓席の目の前のクラスでは、男子がひとりひとりこっそり
とお花を仕込んでいて、担任の女の先生に渡し始めたのでした。あああ
〜、たまらんんん〜。
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